【虚偽の求人票と隠蔽体質?!】リクルートエージェントの落とし穴2【口コミ・評判に偽りあり? 】

5月 6, 2020

私はこれまでリクルートエージェントをはじめ、マイナビやtype、DODAなどいくつかのエージェントサービスを利用してきました。

はっきり言ってどれも良い部分も悪い部分もあるので一概には評価し難いですが、しかしリクルートエージェントに関しては致命的な落とし穴があったため、ここで紹介したいと思います。
おそらくリクルートエージェントのサービスの構造上、常にまとわりつく問題だと思われるため、私に限らず誰にでも同じようなことが起こりかねません。

そこで、転職活動中の方やこれから転職を考えている人で、リクルートエージェントの評判や特徴が気になっている人やどこか良いエージェントサービスを探している人のために、私の実体験をもとに“リクルートエージェントの落とし穴”を紹介します。

なお、Part1としてリクルートエージェントの落とし穴1もありますのでこちらもぜひ。

「求人票に明らかに“誤り”ととれる記載があった。にも関わらずそれを認めようとしなかった」

結論から言うと、「とあるシステム会社の経理職の内定をもらったが、採用条件通知に記載されていた内容と求人票の内容の辻褄が合わない」という事態が起こり、それに対し「エージェントは謝罪はするも、“ミス”だとは言わない」という対応を取られました。
(ちなみに提示された条件では承諾できなかった、というよりそもそも応募対象にすらなっていなかったので、残念ながら辞退しました。)

事の顛末

リクルートエージェントから色んな求人を紹介してもらう中で、とあるシステム会社(以下「B社」)の経理職の求人が目にとまりました。

と言うのも、全体的にはよくある経理の求人なのですが、退職金の有無に関して「退職金:あり」となっていたからです。

エージェントにも伝えていましたが、私は退職金の有無をチェックポイントの一つにしていました。
もちろんもらえるお金の多寡を示す項目は「年収」ですが、実際にはそれだけでなく各種手当にも左右されます。
中でも「退職手当」は、もちろん退職時なのでかなり先のことではあるものの、多ければ千万円単位の手当を受領することができるため“生涯賃金”という観点からすると非常に大きな存在になります。

そのため“退職一時金制度”を導入している企業に関しては評価を割り増しして見ていました。
ただし今のご時世、退職一時金制度のある企業は多くありませんので“希望条件としてはマストではないが、あれば志望度大幅アップ”という程度の温度感です。

そこにきてB社は当時まだ非上場の企業ながら「退職金:あり」となっていたため、同じような企業は他にもありましたが、中でも頭一つ抜けた存在としてB社を評価していました。

そこで私はそのB社に応募し、2回の面接を経て、内定をもらうことができました。
経験できる業務内容も魅力的でしたし、退職金を含めれば条件面もそれなりに良さそうだったので、よほど年収が低くなければ内定を承諾するつもりでいました。

しかし内定後の“条件面談”で風向きが変わります。
B社に再度赴き、社長との条件面談で採用条件通知書を受け取るとそこに書かれている採用条件について説明を受けたのですが、その中に「退職金(確定拠出年金制度)」という記載がありました。

そう、B社は確定拠出金制度をもって「退職金:あり」としており、退職一時金制度は取り入れてなかったのです。

確定拠出年金制度というのは簡単に言ってしまえば「企業と従業員が毎月一定額を積み立てて、決められた年齢に達すると積立金を受け取ることができる」という“社会制度”です。退職一時金制度は“会社固有の制度”ですので全く性質が異なります。
少なくとも私にとって「あれば志望度大幅アップ」となるのは“退職一時金”であって“確定拠出年金制度”ではありません。

ここで問題になったのは「B社の求人票の「退職金:あり」という表記が“退職一時金”を指しているように見える、少なくとも“確定拠出年金制度”を指しているとは読めない」という点です。

下図はPart1で紹介したA社とB社の求人票の一部を抜粋し再現したものです。

誤解を招いたポイントは三つあります。

  1. B社は「退職金:有り」とした上で、“その他”の制度として「確定拠出年金制度あり」としていたため、退職金とは別に確定拠出年金制度があるように読める。
  2. A社もB社同様「退職一時金制度は無いが確定拠出年金制度は有る」という条件だったのに表記は「退職金:無し」となっている。すなわち表記に統一性がなく、「退職一時金:無し=退職金:無し」としているA社の求人票を見た後では、B社の「退職金:あり」という表記は“退職一時金”があるように見えてしまう
  3. そもそも世間的に「退職金=退職一時金」というイメージが一般的

これらが原因で退職一時金があるように錯覚してしまいB社を志望したわけですが、実際には退職一時金制度が無いため志望度は下がり、許容範囲を下回ったため辞退するに至りました。

B社の辞退を告げた後、上記三つの誤解を招く表記について言及し、さらに今回なぜこのようなことが起こったのかをエージェントに問い質しました。
すると「誤解を招くような表記をしてしまった。申し訳ありません」と、上記3点が誤解を招く表記であったことを認め、謝罪がありました。
また、このようなことが起こった経緯としては「企業担当者が求人企業に求人票のフォーマットを渡し、求人企業は自己判断で求人票の各項目を記載します。B社は自社内で確定拠出年金制度を退職金制度として認識していたため「退職金:あり」と書いてしまったようです。それを企業担当者がチェックするのですが、そこまでチェックしていなかったためこのようなことが起きてしまった」ということでした。

謝罪があったので求人票の表記に関して落ち度があったことは認識しているようでした。
しかしB社の「退職金:有り」という表記は本来「退職金:無し」としなければ行けなかったのではないか、要するに“ミス”なのかどうか、ということに関しては「ミスという訳ではなく、そういった考え方で書いてしまった結果です」というように、誤記入だということは頑なに認めようとしませんでした。

ここでもう一つ重要だと考えられるのが、当時私はB社より先に内定をいただいていた企業(以下「C社」)がありました。
C社に関しては“B社ほど志望度は高くないが、もしB社がダメそうなら内定を承諾したい”というような志望度で、このことはエージェントにも予め伝えていました。

しかしB社の結果発表よりもC社の保留期限の方が先だった為、B社の結果が出る前にC社の内定を承諾するか辞退するか判断しなければいけませんでした。

そこで最終的には、B社の最終選考を受けた後にエージェントから面接の手応えを聞いて、かなりの好感触でおそらく良い回答がもらえるはずだという言葉を聞いてから、C社を辞退しました。

すなわち「B社の求人票の表記が「退職金:有り」となっていたためB社を応募し、その結果C社を辞退することになった」のですが、これは裏を返せば「最初からB社の求人票の表記が「退職金:無し」となっていればC社への入社を決めていた」ということになります。

要するにB社の求人票の表記がミスだとすると、過失によって私のC社への内定承諾を阻害したことになります。この場合、「B社のミス表記」と「私のC社辞退」に因果関係が認められる可能性があり、最悪、損害賠償請求の対象になりかねません。

エージェントには諸々伝えていましたので、もしかするとこの損害賠償請求されるケースを想定し、“私の言い分には最大限誠意を見せて触発しないようにしつつ、ミスであることは絶対に認めない”という考えがあったのではないかと思われます。

まとめ

まず何より問題なのは“リクルートエージェントの求人票に書いてあることは信憑性が非常に低い”という点です。

求人票は求職者が人生の重大決定を下す上で最も重要な判断材料です。

にもかかわらず、普通、求人票の記入フォーマットがあるならそれに併せて記入要項や記入例のようなものがあり、一定のルールに基づいてフォーマットの各項目を記載するものだと思いますが、実態としては求人企業が自己判断で書き、それを企業担当はきちんとチェックもしないで求職者に紹介しているのです。

しかも上記とは直接関係なかったので書きませんでしたが、B社は備考欄に小さく“参考年収”として年齢別の平均年収を掲載していたのですが、この給与水準が非常に高かったので、このこともついでに企業担当者に確認してもらったところ、“経理だけでなくエンジニア等の技術職も含めた平均年収”ということでした。
経理職の求人票に技術職の給与は関係ありませんので、それを含めた平均年収を何の補足も無しに掲載するのは明らかにこの求人票を良く見せるための誇張表現です。

もちろんエージェント会社も事業として行っているので少しでも求人が魅力的に映るように工夫するのは理解できます。
しかしこの書きぶりは明らかに読み手に誤解を与えるだろうということをわかった上で記載していると思われます。

ともすれば「退職金:あり」という表記も単なるミスなのか、もしかしたら求人票を良く見せるために意図的に書いたのではないかとすら勘ぐってしまいます。

とにかくミスか作為かはわかりませんが、いずれにしてもリクルートエージェントの求人票に書かれている内容を鵜呑みにすると誤解を植え付けられてしまうかもしれないので注意が必要です。

また、もし“虚偽”ととれる内容が見つかっても、リクルートエージェントは肝心なところは頑なに認めようとしません。

リクルートエージェントを利用するなら、このような体質であることを理解した上で利用した方が良いかもしれません。