アビームコンサルティング株式会社への転職 Part2【面接対策、企業研究、志望動機、転職理由】

5月 6, 2020

Part1に引き続いて「アビームコンサルティングファームに転職する方法」を紹介していきます。
Part1の最後では私がエージェントから教えてもらった「面接ではどんなことを聞かれるのか」「どんなところを見られるのか」ということをざっくり紹介しました。色々聞かれますが大きく分けると「転職理由」「志望動機」「自己PR」「キャリアビジョン」の4つに分類できるかと思います。中途採用面接で聞かれる内容としてはいずれもオーソドックスなものだと思いますが、ここではアビーム用に4項目ごとにそれぞれどう対策すれば良いかを説明していきます。

転職理由

「なぜコンサルティングファームで働きたいのか?」

転職理由を考える上で念頭におくべきことがあります。それはエージェントのアドバイスメールの中にもありますが「なぜコンサルティングファームなのか?」という質問の答えに繋がるように転職理由のシナリオを考える必要があるという点です。

この質問は私もされましたし、エージェント曰く“面接を受けた人はみんな聞かれてる”ということでした。
転職先をコンサルティングファーム一本に絞ってる人であれば予め理由を用意していると思いますし、前職もコンサルの人であれば「もっと大きな事業を担当したい」とか「コンサルとしてさらなるキャリアアップをしたい」といった一般的な理由を用意できると思うので問題ないかもしれません。
しかし中にはコンサルティングファームに強いこだわりがあるわけではなく、条件を絞っていたらヒットしたという人もいると思います。その場合、この問いに対する回答に詰まってしまう可能性が高いので予め対策が必要です。

それでは「なぜコンサルティングファームなのか?」という質問に対し、どういったシナリオだと面接官を納得させられるかを、私のケースを元に説明していきたいと思います。

まず最初に、そもそもコンサルティングファームとはどんな会社なのかということを理解しておく必要があります。

コンサルタントという仕事は一言で言うと「企業のお医者さん」です。
この表現は面接官が使っていたのでアビーム社員がこのような認識でいると思ってOKです。

「売上が伸びない」「利益が出ない」「みんなの残業が多い」「業務効率が悪いな」「でもどうしていいかわからない」など企業が抱える様々な課題を解決するためにはどうすれば良いのか、その解決方法を見つけ出すのがコンサルティングファームの仕事です。

要するにコンサルティングファームの本質は“課題解決”です。そのため例えば「今働いている会社や業界の中で解決したい課題がある」とか「これまで働いてきた中で課題を解決するということにやりがいを感じてきたのでコンサルという仕事に興味を持った」といった動機とそれを裏付けるエピソードがあればコンサルティングファームで働きたい理由として使うことができます。
ただしいずれも“今の会社や業界の内部にいてはできない”というところまで聞き手が納得できるようなエピソードが必要になるのでその点は必ず押さえておきましょう。

参考(転職理由の例文)

ちなみに私もコンサルティングファーム一本に絞って転職活動しているわけではないのでアビームの面接ではアビーム専用の転職理由を用意しました。

そこでここでは具体例としてそんな私の転職理由を紹介します。私は“今働いている業界の中で解決したいことがある”という考えをベースにしています。

なお私が受けたのは「インダストリーコンサルタント(官公庁、公共機関)」のポジションです。いわゆる公共事業コンサルのユニットです。

例文

「①大学病院の経営企画課で経理や管理会計を担当していた経験があり、多くの人に必要とされる医療サービスをより効率良く提供するための病院運営に携わっていました。たくさんの人の役に立てることに非常にやりがいを感じ、今後も医療界の発展に貢献したいと考えています。

②しかし医療界全体として“地域医療連携の推進”というのが最大の課題だと感じており、それは一病院の内部にいるだけで解決できることではありません。

③そこで病院内部ではなく業界全体を俯瞰し影響を与えられる立場から医療界に関与できないかと考えたところ、コンサルティングファームという選択肢を転職先として考えるようになりました。」

例文の解説

構成としては、

  1. これまで携わった業界に対するリスペクト
  2. 業界の課題点を説明
  3. 課題解決するための手段=コンサルティングファーム

という3つのパートに分けました。

ただしこの説明だけだと「うち(アビーム)が扱ってる公共ビジネスの案件は医療だけじゃないけどそこはどう考えてるの?」と聞き返されたので、それに対しては「コンサルティングファームにチャレンジしたいと思ったきっかけは医療ですが、あくまで入り口というだけで、元々人の役に立つ仕事に携わりたいという気持ちを強く持っているので他の公共ビジネスに貢献したいという気持ちも十分あります」というように応えて切り抜けていました。この質問は当然されるだろうと思っていたので予め準備していました。このように回答によっては当然深掘りされるので予め最低限の想定QAは用意しておくのがマストです。

ポイント・転職理由=「なぜコンサルティングファームなのか」
・コンサルティングファームの仕事は“課題解決”
・そのため“解決したいことがある”とか“課題を解決することそれ自体に興味がある”という動機とそれを裏付けるエピソードなら筋が通る。

志望動機

なぜ数あるコンサルティングファームの中でアビームなのか?

「なぜコンサルティングファームなんですか?」という質問に答えることができたら次に聞かれるのほぼ間違いなく「なぜ数あるコンサルティングファームの中でアビームなんですか?」です。

この質問に答えるにはまずアビームとはどんな会社で、業界内でどんな位置付けで、どんな会社がライバルなのかということを把握していないと答えることができません。

そこでここではアビームとはどんな会社なのかを簡単に解説します。

アビームとはどんな会社?

アビームは1981年に監査法人トーマツのマネジメントグループの中のリース業界を中心に会計・経理システム開発を担当していたグループが独立して誕生した国産コンサルティングファームです。1997年にグローバル組織に参画し、2003年からはそれまで国際的に欧米主導だった同業界において「アジア発」のグローバルコンサルティングファームとして歩みを開始しました。

事業内容に関しては“総合系”コンサルであり、一言で言えば“何でも屋”です。ひとえにコンサルティングファームといっても会社によって得意とするソリューションは異なり、戦略系やIT系、シンクタンク系などジャンルを分類することができます。しかしアビームはそれら全てを網羅する“総合系”に分類されます。企業が抱えるどんな悩みに対してもあらゆる角度から様々なスキームで対応することができるのが強みです。

アビームの競合会社は?

そんなアビームの比較対象となる競合会社はどこになるのかというと、いわゆる“外資系大手コンサルティングファーム”です。具体的にはBig4と呼ばれている「デロイト トーマツ コンサルティング」「PwCコンサルティング」「KPMGコンサルティング」「EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング」、それにアイルランドに本拠地を置く「アクセンチュア株式会社」など名だたる世界の大企業達と肩を並べており、事業内容も事業規模もほぼ遜色ありません。

そのため「なぜアビームなのか?」という質問は「なぜ“外資系の大手コンサルティングファームではなく”アビームなのか?」ということになるのです。

志望動機のポイント(競合会社には無いアビームならではの特徴)

ということで大事になってくるのは外資系コンサルティングファームとは何が違うのか?という点です。
先に結論を書いてしまうと、「日本初の“グローバル”コンサルティングファーム」ということと「“リアルパートナー”という経営理念」の二点です。
typeエージェントの方もこの2点が志望動機の切り口としては使い易く突破率も良いということで、どうしてもアビームならでは特色が見出せず、志望動機が固まらない人にはこの二つのうちどちらか(あるいは両方)を話の軸に据えるようアドバイスしているということでした。

ちなみに私が軸にしたのは経営理念についてです。なのでグローバル云々に関しては聞いた話はあくまでエージェントから聞いた話をそのまま紹介するだけになってしまいます。自分のこととしてわかっている訳ではないのであまり掘り下げた話はできません。ご承知おきを。

日本発の“グローバル”コンサルティングファーム

ではまずその「日本発の“グローバル”コンサルティングファーム」についてです。「海外で活躍したい」という国際思考の強い方が押さえておくと良いアビームの特徴です。“英語できないし、海外での仕事に興味があるわけもない…”という人は参考程度で。

アビームの強みの一つが日本企業のグローバル戦略支援です。グローバル戦略とは要するに“企業の海外進出”です。日本企業が海外でも事業を展開したいとか国際市場に参入したいと考えた際、経営戦略もそのために考えなければいけませんが海外や国際市場でどう戦えばいいかというノウハウを持っている企業なんてほとんどありません。

アビームは世界中に活動拠点を持っており、それぞれがネットワーク化しつながり合っています。そのため企業がグローバルに戦うにはどうすれば良いかというノウハウを豊富に有しており、世界中どこのどんな市場に参入しようとも、そこならではの解決方法を柔軟に見つけ出しコンサルティングすることができます。

外資系コンサルティングファームももちろん国際的に活動していますが、外資系コンサルの基本的な事業スタンスは“欧米式のソリューションで企業の課題を解決する”というものです。極端な話、外資系コンサルは実績があるので自社のソリューションに自信があるため、「どこでも誰でもうちのソリューションを当て込めば解決する」というスタンスです。

なのでわかりやすくざっくり比較すると、外資系コンサルにおける“グローバルなコンサルティング事業”というのは“欧米で生まれたサービスを世界中で売る”ということであり、対してアビームの場合は“世界中どこに行こうとも戦える戦略を考える”ということです。

その結果、もちろん外資系コンサルでも海外を飛び回ったり国際的な大きな仕事というのはできますが、アビームであればそれに加えて世界で活躍できるコンサルタントとしての地力をどこよりも伸ばすことができます。以上がアビームならではの特徴の一つです。

経営理念“リアルパートナー”

そしてもう一つは経営理念についてです。こちらは海外で活躍したいと考えてる人に限らず誰にでも使い易いのでお勧めです。

アビームがもっとも強調している経営理念が“リアルパートナー”という概念です。これはアビームが独自に考えた概念で一体どういうものかというと、簡単に言えば「クライアントと共に歩み、苦楽を共にする」という考え方です。

上でコンサルティングとは企業の医者という比喩を紹介しましたが、医者というのは手術をしたり薬を処方したりして病気の治療に努めます。しかし、実際に病気や怪我を治癒させるのは患者本人です。

それと同じように、コンサルタントは課題を解決するための方法を考え最善を尽くしますが最終的には本人次第なところがあります。そのため、“これが最善だと思う手立てを施したらあとは本人次第”と割り切ることもできれば“最善だと思う手立てを施しても解決しきらないならさらなる手立てを考える”というように根気強くクライアントに寄り添うという考え方もできます。そして大きく分けると外資系コンサルは前者、アビームは後者に該当します。

この違いは思いの外大きく、実際に一次面接の面接官(シニアマネージャー、上から2番目の役職)の方も「私たちが仕事をする上で一番大事にし、誇りにしている考え方」と言っていました。すなわちこの経営理念は形骸化することなく社員一人一人に根付いている仕事に対する基本姿勢と言えます。

この企業理念に深く共感すること、そしてその根拠となるエピソードを用意することが面接突破の鍵となります。
以下で私が面接で話した志望動機を実例として紹介します。

志望動機の例文

「御社のリアルパートナーという理念とそれに基づく取り組みに共感しました。

私も普段仕事をしている中で、この仕事のターゲットにしている人たちが困っていることをどうやったら解消できるか、ということを常に考えるようにしています。

大手の外資系コンサルはなんとなくドライに仕事をこなす印象がありますが、アビームはクライアントと熱心に向き合い、綿密に連携しながら泥臭く課題を解決しているという印象を受けました。

Big4など他の競合会社からはそういった印象は受けたことはなく、そもそもコンサルティングファームはそういった(外資系のようにドライ)スタンスが普通だと思っていたところ、非常に共感し興味を持ったため、御社を志望しました。」

補足

一次〜三次面接全ての面接でほぼこの通り回答しました。ただし二次面接では深掘りされ、

  • “この仕事のターゲットにしてる人たちの困っていることをどうやったら解消できるかということを考えながら仕事をしてる”って具体的にどんな人に、どんなことを考えて、どんなことをしたことがあるの?
  • 確かにリアルパートナーという経営理念を掲げてるけど、具体的に何をもってうち(アビーム)とクライアントが綿密に連携してるという印象を受けたの?

といったことを追求されました。

一つ目の質問に対しては、実際にこれまでに自分のした仕事の中から質問の回答になるようなエピソードをチョイスして説明し乗り切りました。

二つ目に関しては、「企業研究BOOK2019 アビームコンサルティング」という本を事前に読んでおき、その中で「とある独法の経営コンサルにあたり、クライアントの建物内に経営企画室という部屋を作ってもらい、アビーム社員がそこに席を置いて法人職員と肩を並べて一緒に経営戦略を考えた」というエピソードがあったのでそれを引き合いに出し、「大手コンサルティングファームがそんな泥臭いことをしてるイメージはなかったし、アビーム以外でそんなことをしてるというのは聞いたことがない」と答えることで切り抜けました。

ちなみに企業研究BOOKという本は一次面接の際に面接官の方から無料でいただいたのですが(買うと1200円くらい)、エージェント曰く「実はそういった資料をもらっても読まない人が多い。ちゃんと読んで、面接でちゃんと読んだことをアピールできるとかなりポイントが高い」とのことでした。なのでそれもあってか二次面接では特に高評価だったということをエージェントから聞きました。

なので転職理由もそうでしたが、こちらの回答に対して面接官は納得するまで深く掘り下げて聞いてくるので裏付けのエピソードや根拠となる実績は予め用意しておきましょう。

ポイント・アビームの競合会社(ライバル)はBig4やアクセンチュアといった大手外資系コンサルティングファーム
・志望動機=なぜ“外資系の大手コンサルティングファームではなく”アビームなのか?
・外資にはないアビームならではの特徴は二つ
・「グローバルコンサルに強い」「リアルパートナー」

以上が転職理由と志望動機を考える上での留意点ですが、typeエージェントの受け売りをそのまま掲載している部分も多々ありますし、これまでのキャリアの違いによって対策方法も異なるかと思います。
そのためもしここまでの話が少しでも参考になるようであれば、typeエージェントを利用して直にアドバイスを聞いてみるのもいいと思いますので、以下のとおり登録窓口も紹介しておきます。
参考程度でも利用をおすすめしたいです。

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アビームの面接の特徴

アビームに限りませんが、アビームの面接では特に「こちらからの回答内容に対して掘り下げて聞いてくる」というのが顕著です。

実はこれには明確な理由があり、なぜかというとコンサルタントという仕事には“論理力”が強く求められるからだそうです。

話の聞き手がほんの少しでも「なぜ?」と思ったら、それがどんなに些細な疑問でも「なるほど」と納得してもらうように説明することがコンサルタントには求められます。

単純にひととなりを見ている部分もあると思いますが、コンサルタントとしての素養を見るという意味でも深い追求をされるので、予め“こう答えたらどんなツッコミが返ってきそうか”ということを考えておくことと、反対にアドリブが必要とされる場面もきっとあるだろうということを両方とも心に留めておくことが面接突破では重要になります。

また、Part1で詳細に説明していますが、実はアビームは一度選考に落ちても再挑戦が可能です。
非常に魅力的な会社ですので、もし本サイトを読んで再度挑戦してみたいと思われた方はぜひ再挑戦してみてはいかがでしょうか。

その際は、なんども繰り返しになりますがtype転職エージェントからの応募をおすすめします。
必ずや力になってくれると思いますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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